FX専業トレーダーの生活!!

トレードに関すること、トレードに参考になることを書いていきます。
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テクニカル分析の迷信

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ひとつのリサーチ手法として、テクニカル分析には重大な欠陥がある。それは、規 律のない手法であることに原因がある。テクニカル分析をトレーディングに使える有 用な知識体系として確立させるためには、厳密な観察科学に進化させる必要がある。 この20年にわたって、学術雑誌などに科学的厳密さと客観的率直さを兼ね備えたテ クニカル分析手法に関する数々の論文が発表されてきた。本書はこれらの論文の流れ をくむものである。本書は2部からなる。第1部では、科学的なテクニカル分析を学 ぶうえでの基礎となる方法論、心理学、哲学、統計学について解説し、第2部では、 このアプローチを実際に使って、S&P500に対する6402個の買い・売りバイナリールー ルを25年にわたるヒストリカルデータで検証する。


約3年ほど前に本書と出会って、今思えば大きな影響を受けました。
本屋でこの本のタイトルを見て「なんだこりゃ?」と思ったのを今でも覚えています。
こちらの記事で私も元々はシステムトレーダーだったと書いていますが、システムトレーダーになる原因となった本がこれです。

もっと早くレビューすべきだったのですが、これ程の本をレビューするとなると、結構な気合が必要となるのでちょっと躊躇っていました。この間、エリオット波動入門のレビューを書く際に参考にして、そのまま読み進めたら、「これはレビューしなくては!」と思った次第であります。
私がこのブログの中で、「客観的に」という言葉を多用していますが、それはこの本の影響です。

原著の題名は「Evidence-Based Technical Analysis」。邦訳すれば「証例に基づいたテクニカル分析」。またパンローロング社の得意な変な題名か・・・と思わせますが、本書に限っては的を得たタイトルです。
ただし、単にテクニカル分析を否定した本ではなく、テクニカル分析に関する誤謬とその発展的な可能性について解説した本です。
まず、監修者まえがきで、長尾慎太郎さんが、

はじめに強調しておきたいが、私の知るかぎり、本書はここ数年に日本で出版されたテクニカル分析に関連する書籍のなかで、間違いなく最高峰のものである。(中略)だが、本書はすべての投資家にとって必読の書であり、末永く名を残すことになるであろう。少なくともテクニカル分析を標榜する相場書はあまたあるが、分かりやすく真実が書いてる文献は本書を置いてほかにはない。

と書いています。これに関しては私も全くの同感です。

ではレビューしたいと思います。

まず筆者は本書の冒頭で、テクニカル分析を2つに分けています。

1、伝統的テクニカル分析
客観的な統計的証拠によって裏付けられたものではなく、興味をそそる物語や注意深く選ばれた逸話によって正しいと信じ込まされたもの
(例)エリオット波動、ギャン理論、ヘッド&ショルダーズなどのチャートパターン等

2、客観的(科学的)テクニカル分析
十分に定義され、コンピューターアルゴリズムで変換可能で検証可能な手法
(例)システム

本書は、伝統的テクニカル分析の間違いや、人間の起こしやすいエラー、ヒューリスティックについて指摘し、それらを克服するために科学に基づいたテクニカル分析の方法を提示しています。

その科学に基づいたテクニカル分析とは、様々な客観的な手法を検証してデータマイニング(パーフォマンスを競わせ、勝てるルールを選び出すこと)し、最も良いパフォーマンスを出した手法が偶然良かっただけなのか、それとも実際に統計的に有意な手法か分析することを指します。

検証する対象が相場である以上、どうしてもランダムの影響を受けてしまいます。
検証では一番良いパフォーマンスを出したが、フォワードではからっきし・・・というのは、急に相場が変化したというよりも、検証期間中でたまたま結果が良かったという方が合理的な考えです。データマイニングバイアス(検証で得られた期待値と実際のトレードで期待値の差が出ること)が発生することを防ぐ為に、前もって調査しておく方法として、モンテカルロパーミュテーション法とブートストラップ法が紹介されてあります。

そして、第2部ではケーススタディとして、ある手法が実際に統計的に有意な手法なのかを検証しています。

というのが本書のメインの筋道で、ここまでレビューを読んだら、統計的学に関する本かなと思われるかもしれません。もちろん、統計について詳しく解説してありますし、これだけでも読む価値のある素晴らしい書籍なのですが、それ以上に神がかっているのが、テクニカル分析の科学的アプローチのための方法論、心理学、哲学についての解説です。

これらの解説は、「なぜ伝統的なテクニカル分析はダメで、これからのテクニカル分析には統計的で科学的なアプローチが必要なのか?」という疑問に対する回答で、本書のメインの部分へ繋がる橋渡し的な役割を担っているわけですが、ここの部分だけでも十分すぎるほどの価値があります。

700ページ近くもあるボリュームのある本で、その上、論調形式で理屈も多いので読み終わるまでに結構な時間がかかります。また、値段も高い上に、話の内容も比較的高度なので初心者の方にはおすすめしません。
しかし、相場に関する心理学、哲学、統計学、科学哲学、そして正しい検証方法を学びたい方にはバイブル中のバイブルになることでしょう。

理系の方はぜひ読んでみてください。


本書のより詳しい情報は下をクリック

テクニカル分析の迷信





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最近、あっとないとさんもバイブルとしていた「ゾーン」と「デイトレード」を購入しました。

この本どこでも評判がよくオススメされてますよね。ただゾーンはまだ僕には難解です。
というよりか、ちょっと例え話が長すぎな感じが・・・。

デイトレードはトレーダとしての必要な要素が分かりやすく書いてあるので先にこっちを読破したいと思います。
[ 2013/04/28 01:52 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし
モンスターさん、こんにちは。

デイトレードは読みやすくて内容も素晴らしいので、誰にでもおすすめできる本ですね。

ゾーンはちょっと気合を入れて何回も読まないと、なかなか理解が進まない本かと思いますが、そうするだけの価値のある内容の本だと思います。

どちらもメンタルに効く本ですので、定期的に読み返すと良いですよ。
頑張って読破してください。
[ 2013/04/28 18:51 ] [ 編集 ]
難解な本ですね
テクニカル分析の迷信、読んでみましたが私には難しい本でした。この本を読んでこれだけレビューを書けるあっとないとさんは、知能が高いんですね。主観的テクニカル分析が、いかにマズイかは分かりました。
[ 2013/07/06 18:06 ] [ 編集 ]
Re: 難解な本ですね
れんさん

テクニカル分析の迷信は論調形式ですので難しいですね。
私も何度も読みましたし、レビュー前も気合を入れて読みました。

何度も読むとわかってくると思います。
良い本ですのでそれだけ価値はあると思います。
[ 2013/07/07 11:40 ] [ 編集 ]
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あっとないと

Author:あっとないと
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専業7年目に入りました。
かれこれ長くFXやってます。

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成績

2012年(小数点以下四捨五入)
1月 320pips   2月 294pips
3月 260pips   4月 318pips
5月 281pips   6月 260pips
7月 240pips   8月 237pips
9月 205pips   10月 279pips
11月 187pips  12月 156pips


2013年
1月 358pips   2月 395pips
3月 257pips   4月 432pips
5月 277pips   6月 235pips
7月 205pips   8月 286pips
9月 97pips   10月 217pips
11月 163pips  12月 217pips


2014年
1月 250pips  2月 207pips
3月 206pips  4月 145pips
5月 186pips  6月 136pips
7月 125pips  8月 169pips
9月 255pips  10月 484pips
11月 192pips  12月 198pips

2015年
1月 351pips  2月 303pips
3月 301pips  4月 342pips
5月 114pips  6月 321pips
7月 333pips  8月 297pips
9月 401pips  10月 340pips
11月 208pips  12月 250pips

2016年
1月 268pips  2月 392pips
3月 271pips  4月 373pips
5月 309pips  6月 335pips
7月 219pips  8月 83pips
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