FX専業トレーダーの生活!!

トレードに関すること、トレードに参考になることを書いていきます。
2017 031234567891011121314151617181920212223242526272829302017 05

クオンツトレーディング入門



本書は3部からなる。まず第1部ではクオンツトレーディングとは何かを説明することで全体像をつかんでもらう。そして第2部では、ブラックボックスの中身を詳しく説明することで、ブラックボックスと呼ばれているものは実は理解しやすいクリアボックスであることを示す。そして第3部を読み終えることろには、クオンツ戦略がなぜそれほど重要なのか、それをあなたのポートフォリオに組み込むにはどうすればよいのかが分かってくるはずだ。


クオンツトレーダーといえば、銀行やファンドの中で独自のアルゴリズムを構築してシステム売買している人たちのイメージがあります。所謂、プロ中のプロですね。
クオンツトレーダー達が、市場のデータを元にどのような考えや理論の下でシステムを構築しているのかは一般的に謎で、それはブラックボックスと呼ばれています。最近では、「アルゴリズム売買は市場を混乱させるもの」として否定的な意見も見られますが、それはブラックボックスについて理解していないことが一つの要因である気がします。

本書はそのブラックボックスの中身について詳細に解説してあります。

本書ではまず、クオンツトレーディングを「人間が徹底したリサーチに基づいて作成した戦略をシステマティックに実行すること」と定義しています。システム開発などの創造性が必要な部分については人間が行い、システムに基づいた運用は反復行動が得意なコンピューターに任せる。ということです。

本書ではその中でも、アルファを追求する戦略についてがメインです。(アルファとはアクティブリターンの事で、市場全体の動きに依存しないリターンを目的とする。ポートフォリオの選択とサイジングを巧みなテクニックでタイミングよく行うことでリターンを生み出す戦略。一方でベータはパッシブリターンの事で、S&Pなどの指数を模倣するか、それを若干上回る程度のリターンを目指す。)

アルファを追求するためのクオンツのブラックボックスが下の図になります。

ブラックボックス

ファンダメンタルズや価格のデータを元に、複雑で高度な数学的アルゴリズムを使って市場のアノマリーや非定型パターンを見つけてアルファモデル(トレードシステム)を作り、それに対応するリスクモデルや取引コストモデルについて考えて、ポートフォリオに組み込んでいくイメージです。

本書では各モデルについて、どのような考え方やアプローチ方法があるのかを詳しく解説しています。
例えば、アルファモデルについては、理論駆動型とデータ駆動型があるとしています。
理論駆動型は、市場を観察し、観察した市場の振舞いを説明できる一般化理論を考え、それを市場データを使って厳密に検証し、検証結果に基づいてその理論が正しいかどうかを確かめる。というスタンスで、データ駆動型は観察を正しく行い、それを正しく分析すれば理論は必要ないというスタンスです。これはデータ分析テクニックをつかって市場の振る舞いを発見しようとするものです。FXのシステムトレーダーの多くがデータ駆動型に分類されるのではないでしょうか?

その他のモデルについても、トレーディング戦略を考える上で重要な事が沢山書かれており、勉強になります。

この本を読んで痛感するのが、FX業者の提供するシステムや商材として売っているEAを適当に使い続けるだけで勝ち続けるのはかなり難しいだろうなということです。
というのも、一般的に手に入るシステムは、上のブラックボックスの中の「アルファモデル」だけにしか相当していないからです。

システムトレードの先駆けとして有名なエド・スィコータの

「システム・トレードは究極的な裁量のトレードなんだ。
運用者は、どれくらいのリスクをとるか、どの市場でトレードするか、そして全体の損益が変わっていくにつれて、どの程度積極的にトレードのロットを増減させるかなど、諸々のことを決定しなければならない。このような判断はとても大事な事で、いつトレードするかということよりも重要だと思うときがよくある。」


という言葉が何度も頭の中をよぎりました。
アルファモデルはリサーチに一番時間がかかるけれども、それが全てではないということですね。

本書は、クオンツが市場データを用いて、どのようにブラックボックスの中身を構築していくかについて俯瞰的に書かれたものであって、具体的なシステム作成方法や運用方法については書かれていません。
ちょっと複雑な内容ではありますが、数式は使われていませんし、「今、ブラックボックスの中のどこのどういった部分を解説しているのか」がわかるように編集されていますので、何度か読むと頭に入ってくると思います。

システムのプロであるクオンツたちがどのような考えやスタイルでブラックボックスを構築しているのかがわかる面白い本です。

    クオンツトレーディング入門

応援のクリックをよろしくお願いします。



   

関連記事

■トレード手法解説レポート
第1弾:外為ジャパンさんでの口座開設&取引で無料プレゼント
もしくはDLmarketで購入できます。
(口座開設のプレゼントとDLmarketで販売している商品の中身は、一部異なるところがあります)
詳しくはコチラ

第2弾:DLmarketで購入できます。
詳しくはコチラ

レポート第1弾と第2弾の両方を入手された方に、レポートエクストラをプレゼント中!


■投資本タイアップ

FXブロードネットさんのブロードコース口座開設&取引で
「システムトレード基本と原則」をプレゼント中です。詳しくはコチラ



コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

プロフィール

あっとないと

Author:あっとないと
あっとないとです。
専業5年目に入りました。
かれこれ長くFXやってます。

こちらでFXについてまとめたサイトを作っています。
検索フォーム
クリックよろしくお願いします


成績

2012年(小数点以下四捨五入)
1月 320pips   2月 294pips
3月 260pips   4月 318pips
5月 281pips   6月 260pips
7月 240pips   8月 237pips
9月 205pips   10月 279pips
11月 187pips  12月 156pips


2013年
1月 358pips   2月 395pips
3月 257pips   4月 432pips
5月 277pips   6月 235pips
7月 205pips   8月 286pips
9月 97pips   10月 217pips
11月 163pips  12月 217pips


2014年
1月 250pips  2月 207pips
3月 206pips  4月 145pips
5月 186pips  6月 136pips
7月 125pips  8月 169pips
9月 255pips  10月 484pips
11月 192pips  12月 198pips

2015年
1月 351pips  2月 303pips
3月 301pips  4月 342pips
5月 114pips  6月 321pips
7月 333pips  8月 297pips
9月 401pips  10月 340pips
11月 208pips  12月 250pips

2016年
1月 268pips  2月 392pips
3月 271pips  4月 373pips
5月 309pips  6月 335pips
7月 219pips  8月 83pips
9月 402pips
全トレーダー必読!
Facebookで「いいね!」が800件突破。 まずはサイトの感想コメントをチェックして下さい。 ご一読の価値アリ!
TopNTagCloud